「もしもし！かめさん」

ご報告遅くなりましたが、先日25日、クラブメンバーさんに誘っていただき、那覇パレット市民劇場で行われた、「島や宝2007　コンサート＆シンポジウム～歌おう　話そう　島のあした～」へいってきました。
前半部分は、事情により見ることが出来なかったのですが、ジャズシンガーの与世山澄子さん、奄美の歌い手さんの朝崎郁恵さん、竹富島の民族芸能伝承者の上勢頭同子さんといった、琉球列島出身の歌手の皆さんのコンサートがあり、それはそれはすばらしかったそうです。

私が参加したのは中盤以降のシンポジウムからでした。
そのお話の中で、沖縄は、どんどんコンクリートの島になっていっているのではないかと。
確かにそう思います。
自然の干潟はどんどん埋め立てられ、自然のビーチがあるにもかかわらず、わざわざ人工のビーチを作り、それこそ、生き物の住処をどんどん奪っていって。
便利になることのため？基地移設のため？そのことのために、数え切れない生き物の住処を奪い去る権利が、私たちにはあるのでしょうか。
その数え切れない生き物たちがいてくれるからこそ、私たちがこの地球にいられるのに。
そんなことを考えると、「今、何かしなくては。」と切実に思いました。

県内では、東海岸の泡瀬干潟、浦添市キャンプキンザーに面した海岸、皆さんご存知の名護市辺野古沖の海と続々埋め立て計画が浮上し、泡瀬干潟はもう埋め立てが始まっています。
これは、不動産屋さんに聞いた話ですが、陸上でも、返還になった基地の跡には、続々大型ショッピングモールの建設計画が持ち上がっているようです。

沖縄はいったいどこへ行くのでしょうか。
折角の美しい海と、豊かな杜が育つだけの気候があるのに。

悲しくなるお話ですが、皆様にも知っていただければと思い書かせていただきました。