日食レポート~日食と太陽環~

2009年07月29日/ 日記

先の日食のおはなしから。
各地では悲喜こもごもあったようですが、沖縄県読谷村でも部分日食を見ることができました。
太陽の92%が隠れる大きな食でした。
さらに、クラブハウス周辺の空では、もうひとつのショーが。
この日食と同時に、「太陽環」を見ることができました。


この日の海は不思議なうねりが入り、満ち方が大きいような感じがしました。
この日のこの付近では、太陽と月の引力が同じ方向に働くからなのでしょうか。(潮見表では、この日が特別というわけではないようです)

9時半すぎから徐々に欠け始め、10時ころにはすこし暗さを感じる程度。
このくらいになると、クラブハウス周辺の小鳥たちも騒ぎ始めました。
日食レポート~日食と太陽環~
さらに進むと、夏本番の沖縄とは思えぬ涼しい風が。この涼しさは、一時間以上続きました。
あたりはお昼間なのに少し暗く、今まで感じたことのない景色。

風景の陰影が増し、立体感が強調されたような、視力が良くなったのではと錯覚するような、そんなひかりでした。
日食レポート~日食と太陽環~


日食レポート~日食と太陽環~
こちらは、日食グラスを通してかろうじて撮れた太陽。80パーセントくらい欠けたときの様子です。

11時前には食の最大に。


もっと暗くなってしまうかと思ったのですが、90%以上太陽が欠けても周囲が見える明るさに、太陽の存在の大きさを改めて感じました。


日食当日は雲がかかり、タイミングによっては見られないかもというお天気。
結果的に日食グラスを通してしっかり見ることができたのですが、その雲のおかげで、太陽に暈(かさ)が。
(こちらは、日食グラスを通さずに撮影。そのため、実際の太陽は欠けていますが、丸く写っています。)
日食レポート~日食と太陽環~
太陽環、日暈(ひがさ、にちうん)というようです。

太陽と大気中の氷の粒によって発生する、太陽の周りにできる輪の虹だそうです。
太陽と氷の粒、観測地点と太陽の角度によって見ることができるようです。
日食とは直接の関係性はないようです。

日食グラス越しに細くなる太陽を見、非日常の光を浴びている周囲を眺め、
涼しくなった風を肌で感じ、生き物たちのざわめきに耳を澄まし、
今度は裸眼で太陽の周りに出た輪の虹を観賞する。
宇宙の不思議を五感で感じた一日でした。

この日は一日、いつもの景色がいつもの景色のように感じず、不思議な体験でした。
やはり、特別な一日のようでした。



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Posted by *ハナ* at 01:16│Comments(0)
 
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